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田中芳樹:著「残照」紹介と感想 モンゴルに仕えた名将郭侃が主人公です。

表題の本「残照」を読みました。 作者は田中芳樹氏。 「銀河英雄伝説」「アルスラーン戦記」「創竜伝」など説明不要な有名作をたくさん生み出している作家さんです。 一方、中国史に詳しい田中芳樹氏は、日本ではあまり有名でないけども、中国では...
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志駕晃:著「たとえ世界を敵に回しても」息子は迷惑系ユーチューバー?

標題の本「たとえ世界を敵に回しても」を読みました。 作者は志駕晃氏。 「スマホを落としただけなのに」でセンセーショナルなデビューをされ、以後多数の作品を発表されている方です。 「たとえ世界を敵に回しても」あらすじと紹介 主人公の小山...
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田中芳樹:著「白銀騎士団」紹介と感想 舞台は1905年のロンドンです。

田中芳樹氏の久々の新作「白銀騎士団」を読みました。 シルバーナイツとフリガナが打たれています。 白銀騎士団あらすじと紹介 舞台は1905年、20世紀初頭のロンドンです。 田中芳樹氏にはヴィクトリア朝怪奇冒険譚三部作がありますが、それより...
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志駕晃:著「私が結婚をしない本当の理由」紹介と感想 舞台は結婚相談所です。

標題の本を読みました。 作者は志駕晃氏。 「スマホを落としただけなのに」で有名な作家さんです。 当ブログでも何作か紹介させていただいたことがあります。 私が結婚をしない本当の理由・あらすじ 主な舞台は社長の岸本達也(44歳)と従業員...
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小前亮:著「姜維伝」三国志、蜀最後の英雄の悲哀を描いた作品

標題の本「姜維伝」を読みました。 姜維伝の作者について 作者は小前亮氏。 田中芳樹氏の事務所「らいとすたっふ」に所属する作家さんです。 東大で中央アジア、イスラム史を学んでおられた経歴の持ち主です。 東大在学中から歴史コラムなどを執筆...
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逢坂冬馬:著「同志少女よ、敵を撃て」感想 独ソ戦を舞台にした少女の成長物語

標題の本「同志少女よ、敵を撃て」を読みました。 作者は逢坂冬馬氏。 この作品で第11回アガサ・クリスティー賞を受賞されデビューされました。 審査員全員が満点を付けての受賞だったとのこと。 また、この作品は直木賞候補にもなりました。 「同...
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佐藤究:著「テスカトリポカ」あらすじと感想 登場人物全員悪人のクライムノベル

標題の本「テスカトリポカ」を読みました。 著者は佐藤究氏。 この小説で直木賞と山本周五郎賞をW受賞されています。 元は純文学作家だったそうですが、方向性を変えて「QJKJQ」という作品で江戸川乱歩賞を受賞。 再デビューをされたという珍...
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「浅草迄」ビートたけし(北野武)が若き日を語る私小説

ビートたけし作の本「浅草迄」を読みました。 今作は「北野武」名義で書かれています。 小説を書くときは北野武名義なのでしょうか? 使い分けについてはよくわかりません。 以下、ネタバレしすぎない程度に紹介します。 文中敬称略。 内容紹介...
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書評:奥田英朗著「コロナと潜水服」ファンタジックな短編集です。

はじめに・奥田英朗作品紹介 直木賞作家、奥田英朗氏。 以前、「罪の轍」という本を紹介したこともあります。 この作家も浅田次郎氏のように分厚い大作を発表することもあれば、気楽に読めるエッセイ、コメディタッチの短編集と多彩な作品を発表しています...
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書評:「創竜伝」15巻 竜の兄弟たちの物語、ここに完結

田中芳樹先生の人気作品「創竜伝」。 以前、16年ぶりに発売された14巻について記事にしました。 「続巻は何年後か?」などと冗談を書きましたが、一年後に発売され、しかも、最終巻でした。 あれだけ広がった物語をどうやって一巻でまとめるの...