歴史系

小説

田中芳樹:著「残照」紹介と感想 モンゴルに仕えた名将郭侃が主人公です。

表題の本「残照」を読みました。 作者は田中芳樹氏。 「銀河英雄伝説」「アルスラーン戦記」「創竜伝」など説明不要な有名作をたくさん生み出している作家さんです。 一方、中国史に詳しい田中芳樹氏は、日本ではあまり有名でないけども、中国ではとても有...
小説

田中芳樹:著「白銀騎士団」紹介と感想 舞台は1905年のロンドンです。

田中芳樹氏の久々の新作「白銀騎士団」を読みました。 シルバーナイツとフリガナが打たれています。 白銀騎士団あらすじと紹介 舞台は1905年、20世紀初頭のロンドンです。 田中芳樹氏にはヴィクトリア朝怪奇冒険譚三部作がありますが、それよりも少...
小説

小前亮:著「姜維伝」三国志、蜀最後の英雄の悲哀を描いた作品

標題の本「姜維伝」を読みました。 姜維伝の作者について 作者は小前亮氏。 田中芳樹氏の事務所「らいとすたっふ」に所属する作家さんです。 東大で中央アジア、イスラム史を学んでおられた経歴の持ち主です。 東大在学中から歴史コラムなどを執筆されて...
ミステリ

高田崇史:著「QED神鹿の棺」あらすじと感想 今回のテーマは鹿

標題の本「QED神鹿の棺」を読みました。 歴史好きの方にはおなじみの高田崇史氏の人気シリーズです。 毎回、今までの歴史の定説を覆す驚きを与えてくれるのが痛快です。 今回もウンチク王、桑原崇(通称タタル)と相棒の棚旗奈々、タタルの友人小松崎(...
ミステリ

鯨統一郎著「徳川埋蔵金はここにある」紹介と感想 珍説・奇説に乾杯!

標題の本、「徳川埋蔵金はここにある」を読みました。 作者は鯨統一郎氏。 歴史をネタにした作品が多い作家さんです。 「タイムスリップシリーズ」や「桜川東子シリーズ」など、主人公や舞台設定を変えて、多くの作品を発表されています。 独特の視点を持...
ミステリ

高田崇史著「采女の怨霊・小余綾俊輔の最終講義」紹介と感想

標題の本「采女の怨霊」を読みました。 作者は高田崇史氏。 「QED」シリーズや「神の時空」シリーズ、「カンナ」シリーズなどで有名な人気作家さんです。 当ブログでも何冊か紹介したことがあります。 歴史の謎を独自の視点から解く作風で人気のある作...
ミステリ

「黒牢城」荒木村重と黒田官兵衛のかけひきが面白い戦国時代を舞台にしたミステリー

標記の本「黒牢城」を読みました。 作者は米澤穂信氏。 「氷菓」や「王とサーカス」でも知られるミステリーを得意とする作家さんです。 「黒牢城」の舞台設定 時は天正6年(1578年)10月。 戦国時代の真っ只中です。 上杉謙信が死亡した年でもあ...
ミステリ

「QED源氏の神霊」高田崇史氏の人気シリーズ、今度の題材は源頼政です。

人気作家、高田崇史氏の「QED源氏の神霊」という作品を読みました。 面白く読めたので、以下にレビューさせていただきます。 QEDシリーズとは? 「QED」というのは「証明終了」という意味です。 この作品では決め台詞のようになっています。 高...
ミステリ

志駕晃著「彼女のスマホがつながらない」今度の題材はパパ活です。

標題の本を読みました。 作者は志駕晃氏。 「スマホを落としただけなのに」で鮮烈なデビューをされた方です。 ラジオ番組のプロデューサーとしても有名な方です。 また、過去には漫画家もされていたとか。 以前、こちらの作品を紹介したこともあります。...
ミステリ

高田崇史著「古事記異聞 鬼統べる国、大和出雲」感想。出雲編完結です。

はじめに・古事記異聞シリーズとは? 意外な歴史の見方を教えてくれる作家高田崇史氏。 「QED」シリーズが特に有名です。 この古事記異聞シリーズは、女子大生が各地をフィールドワークするストーリー構成で、シリーズ四作目となります。 以前、三作目...